バイオサイエンス科3年課題研究卒業発表会がありました。
1月15日(金)の3〜6限、バイオサイエンス科3年生全員が2年間取り組んできた課題研究の各テーマについて発表しました。発表された28の研究テーマは、つぎの通りです。
r2卒業発表会発表は、2箇所の会場に別れて行われました。各会場では、同じ分野を専攻する2年生を前に、やや緊張した面持ちでしたが3年生が、準備をすすめてきたスライドを使い、入学時から比べると随分成長した姿で発表してくれました。
なお、会場での密接を避けるために、発表会場内の様子は、3年生の控え室と1年生各HR教室に置かれたモニターにリモート配信されました。
蛇足ですが、バイオサイエンス科はもともと農芸化学科といいます。近代以降、世界中の大学教育等の専門教育で行われてきた学生の「卒業研究」という勉強の仕組みは、この農芸化学の父といわれるドイツのリービッヒ(1803〜1873)が始めたものです。また、このリービッヒは、現代では常識的な学校の学生実験室を世界で初めてつくり、実験を通じて体系的な勉強ができる仕組みをつくった学者です。
多くの実験実習に取り組み、卒業研究で締め括るバイオサイエンス科の勉強は、その生みの親であるリービッヒ先生の教えを今に伝える伝統的な勉強のスタイルといえます。3年生はあと少しで高校最後の学年末考査が始まります。油断なく、最後まで頑張れ、バイオ科生の諸君!