知財力開発校支援事業

知財力開発校支援事業とは

独立行政法人工業所有権情報・研修館(以下「INPIT」という。) では、平成23年度から「知的財産に関する創造力・実践力・活用力開発事業」を実施してきました。令和2年度から、専門高校・高等専門学校を対象に、知的財産の保護や権利の活用についての知識や情意、態度を育む取組を支援する「知財力開発校支援事業」を実施することとしました。

「知財力開発校支援事業」の意義

天然資源の乏しい我が国にとって、知的財産こそが競争力の源泉である。
自他が創造したアイデア(知的財産)の価値は、それを財産として「保護」すること、及び、その権利を適切に「活用」することを通じて、社会において最大限に発揮される。
これからの人材には、そうした社会の姿に対する関心と知識が求められている。
それらは、専門高校等で学ぶ学生・生徒にとっては、自らの専門的知識や技能で創造した成果を、社会において自らの財産や権利として守り・活かすために必要な社会の仕組みを学ぶことで育まれる。
また、実際の商品や企業活動などを学ぶ際に、技術的な観点だけでなく、創造物と社会(創造者と活用者)の関わりとして観察することで、思考力、判断力、表現力、さらには、情意や主体的に取り組む態度も一層養われる。
こうして育まれる知識や態度は、企業など産業界の一員としても重要な力であることから、優れた明日の産業人材として今、求められている力でもある。

「知財力開発校支援事業」の目的

① 知財学習を推進する学校(専門高校等)と教員の取組を支援する
※ 本事業における「知的財産学習(知財学習)」とは、知的財産の保護や権利の活用についての知識や情意、態度を育む学習である。すなわち、生徒・学生が、身の回りのアイデアが社会では知的財産権として保護されていることや、ビジネスの中で権利として活用されていることの実態に触れながら、知的財産制度の意義(保護・活用の重要性)を学習することが趣旨である(法律や制度を直接学ぶ授業や、商品開発の実践を必ずしも意味しない)。

② 参加した学校と教員の取組の成果を活かし、広く知財学習を普及させる
※ 現状、知的財産の保護や権利の活用に関する内容を教員が授業で扱うにあたって有用な教材類や指導マニュアル、指導例、具体的な題材(商品例)、さらには、教員の授業ノウハウ等が、十分に整備普及されていない。
本事業では、参考となる教材例や教員間の交流・研鑽の場等を提供して、学校や教員の取組を支援しつつ、その取組の成果(知的財産の保護や権利の活用に関する内容についての具体的な授業内容など)についても、教員間の交流・研鑽に活かし、さらには他校への普及も図っていく。

取組計画書・報告書

令和2年度 大阪府立園芸高等学校 取組計画書

令和2年度 大阪府立園芸高等学校 年間指導報告書

令和2年度 大阪府立園芸高等学校 実践事例報告書

 

令和2年度実践記録

7月21日(火) 教職員向け知財セミナー

山口大学知的財産センター准教授の陳内秀樹先生を講師とし、視聴覚教室において教職員研修会を開催しました。
本来でしたら、陳内先生に本校にお越しいただくところでしたら、新型コロナウイルス感染の影響により、来阪することができなくなり、急きょ、Youtube動画での講義となりました。
講義は、「学校教育ならではの学びを大事に(知財創造教育の観点から)~激動の今、私たちは何を生徒に示すか~」をテーマとし、本校において、知財創造教育の教育活動へのスムーズに導入を図るためのものです。
陳内先生の講義、特にパワーポイントによる資料は、知的財産や知的財産創造教育の大切さや必要性についてとてもわかりやすくまとめられており、生徒でも十分理解できるものでした。
また、陳内先生からの約1時間半の講義のあと、場所を校長室に移し、ZOOMを用いた質疑応答を行い、7名の先生が参加しました。
本校で、知財創造教育がしっかりと根付き、様々な園芸ブランドの開発につながることをめざします。