進路指導

進路指導の考え

就職指導について

実業高校である園芸高校は、ほぼ半数の生徒が学校紹介による就職を果たしていきます。就職先となる企業は、各科専門教科での学習と関連した「園芸・農業・造園」「食品製造・製パン・醸造・食品原料製造」「製薬・化粧品製造」などの関連企業のほか、ものづくりに関する「工業系製造企業」、地域に根ざした介護・看護関連や空港関連の「ヒューマンサービス企業」、国内外の物流を支える「運輸・通信企業」、その他ほぼすべての産業分野を入れ、極めて多岐に渡ります。

現在、園芸生が挑戦する入社試験では、ほぼ9割の企業が、一般常識などの筆記試験を実施しています。また人手不足と言われておりますが、就職希望者が特定の企業に集まる傾向があり、3倍程度の競争試験になっている企業も少なくありません。園芸高校では、他校生と筆記試験で引けを取らない実力の養成を、2年生からのドリル学習と定期考査時のチェックテストで取り組んでいます。

北摂地域屈指の就職実績校として多くの企業から期待されている園芸高校の進路指導では、専門科目の実習や実験で培われた「実直さ、向上心、頑健さ」を最大限に活かした、各生徒の就職実現を様々なアプローチで応援しています。

企業説明会の実施

毎年、求人企業の人事担当者とハローワーク池田の担当職員を迎えて企業説明会を行っています。
令和元年度は、7月11日(木)に開催し、園芸装飾関連2社、造園関係3社、食品製造関係10社の他、運輸・通信、技術サービス、流通・販売サービス、警備・保安、工業系製造など多くの分野の企業40社に参加いただきました。
年生の学校紹介就職希望者110名は、各社ブースを訪ね、熱心に各社の説明を受けました。
地域唯一の実業高校である園芸高校は、関連企業の他、一般企業からも多くの期待が寄せられています。
参加した3年生は、各社ブースで熱心に質問するなど積極的な参加と「視野が広がった」や「仕事のやりがいを身近に感じた」などの感想をよせてくれました。

   

進学指導について

園芸高校では、実習や実験など実体験を中心とした専門教科の学習の中で、目覚める向学心を足がかりに進学する生徒がほぼ半数になります。特に専門教科に没頭する中で、国公立大学や私立大学の農学・環境学・栄養学・バイオ関連学部へ進学する力を育てる生徒が多数あります。また、自分の適性を見極めて外国語学部や教育学部、経済学部など文系学部や芸術系学部、理学・工学系の学部へ、園芸高校の部活などの課外実績を活かし推薦試験で進学する生徒も少なくありません。近年増加している専門学校への進学については、各校卒業後の就職実態等のデータを踏まえ、安易な進学にならないことを念頭に担任の先生を通じアドバイスを行っています。

進路指導部は、進学希望の生徒諸君が園芸高校で流した汗を無駄にしない進学実現のために、推薦入試の面接や口頭試問、小論文で求められる論理的思考力を鍛える校内の取り組みを支援しています。また、塾・予備校を頼りとし、園芸高校の課外活動への不参加の向きについては慎重なご判断を保護者の皆様にお願いしています。なお、文部科学省が大学入試改革の一環としている主体的学習に関わるJapan-e- Portfolioへの各生徒の参加について現在、積極的な準備を進めています。

園芸高校生に求められる3年間の目標意識 (令和5年度)

3年生 進路実現のための1年間の動き (令和5年度)