バイオサイエンス科の3年生命科学コースの専門科目「植物バイオテクノロジー」において、基礎的なDNA分析技術であるPCR分析に挑戦しました。

下の写真は、先生の説明の後、各実験グループが相談しながら、PCR反応液の調整を進めている様子です。

この単元は、１２年前のバイオサイエンス科開設直後には、教材化して実施していましたが、その後、培養技術学習拡充の為に休止していました。今年、PCR分析が新型コロナウイルスの検査法として広く活用されたこともあり、その原理と実際の技術について学習するために科目「バイオサイエンス」と「植物バイオテクノロジー」で１学期末から２学期初めにかけて、計４回７時間をかけて取り組みました。

下の写真は、PCRで増幅したDNAを電気泳動するための準備をしているところです。とても細かい作業で、緊張感いっぱいです。

下の写真は、電気泳動によってPC R増幅のしたDNAを確認しているところです。目的とするイネ・ムギの葉緑体遺伝子のDNAバンドを検出できました。

９月末の現在、3年生は就職試験や推薦入試を間近に控え、いつもとちょっと違う雰囲気ですが、１０００分の１ミリリットル単位の試薬をきちんと調合してPCR増幅を間違いなく実施できる集中力は、きっとこの先、グッドニュースを切り開いてくれることを確信します。　　　がんばれ生命科学コース3年生！！