バイオサイエンス科の活動ブログ

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合格体験記~鳥取大学農学部~

園芸高校では推薦入試制度により四年制大学への進学ができ、そのためには一年生からの高い成績と資格、研究発表での実績などが必要ということで、一年生から勉強を頑張っていました。

2年生の5月ごろに志望校を鳥取大学に決めました。先生と相談し合い、いくつかの候補の中から鳥取大学を選びました。また、2年生からはバイオ研究部という部活に入り、タンポポに関する研究で多くの研究発表に参加し、賞もいただきました。

受験の為の勉強を始めたのは3年生になってからでした。鳥取大学は面接や書類審査によって選考される形式で、志望理由書などの書類作成にとても苦労しました。文章力や表現能力が低く、遅くまで学校に残ったり、休みの日に学校に行ったりしてまで先生に添削してもらいました。面接練習でも何人かの先生に練習をお願いし、態度・言葉遣い・返答など一から十まで指導してもらいました。

鳥取大学は2回受験する機会があり、一回目の受験は面接練習が不十分で、不合格になりました。それなりに自信があって受験しただけに、かなりショックでした。しかし、気合いを入れ直し、2回目を受けるまでの一ヶ月で面接練習を何度も行いました。その甲斐あって2回目ではなんとか合格することができ、とても嬉しかったです。

また、第二候補として龍谷大学も受験しました。龍谷大学は、面接・書類審査に加えて、小論文も課せられていました。小論文の練習はほとんどしていなかったので、2週間弱ほどの練習で試験に挑みました。かなり付け焼き刃な状態でしたが、小論文の内容が過去に私が実験してきたことの内容だったので、なんとか切り抜けられました。面接でも、とても上手に自分の魅力をアピールでき、合格することができました。

今回受験して実感したことは、面接の内容も書類選考も、取得した資格や研究内容、実績など、自分がやってきたことがとても大事だと痛感しました。日々の高校生活の中での積み重ねが合格に繋がったと思います。

 

入っていた部活(バイオ研究部)

2年生からバイオ研究部に所属していました。一人ひとつの研究テーマを持ち、研究していました。私はタンポポの地域ごとの生育特性について研究していました。タンポポの無菌培養や、P C R法を用いたD N Aの解析など他の高校では出来ないようなかなり特殊なことをしており、とても面白かったです。私は入部してから実験を始めるまでが早く、研究に熱中していたこともあり、早くから研究発表会や論文コンクールに参加させてもらいました。また、いくつか賞を受賞することもできました。

 

 

 

3年間での一番の思い出

バイオ研部で活動をしている時です。特殊な実験操作をしている時や、面白い実験結果が出た時はとてもワクワクしました。また、研究発表会で他校の人たちの研究を見るのもとても楽しかったです。

 

3年間で一番頑張ったこと

バイオ部でのタンポポの研究です。特にD N Aの解析のところはとても苦労しました。この研究の中での特に重要な部分で、結果次第では今まで予想していた事が大きく変わる可能性があったからです。慣れない作業で非常に丁寧さと繊細さが求められることが多く、うまく結果が出ないことが何度もありました。しかし、先生や部の仲間に助けてもらい、なんとか結果を出すことができました。また、D N A解析の結果が出たおかげで、大阪府学生科学賞という論文のコンテストで優秀賞を受賞し、新聞にも名前が乗りました。

 

資格取得

実用英語技能検定 準2級

F F J特級位

初級バイオ技術者検定

漢字検定 3級

 

賞状

大阪府生徒研究発表会 銀賞

I B Lユースカンファレンス 銀賞

大阪府学生科学賞 優秀賞

 

 

 

園芸高校に興味のある皆さんへ

園芸高校はどの学科も特徴的で他の高校では学べないようなことを学ことができます。また、実習なども多く、ただ机に向かって勉強するよりも、より実践的な知識と技術が身に付きます。

研究や実習のための設備がとても充実しており、専門知識を学ぶにはとても良い高校です。

農業高校は畑作業ばかりする高校と思われがちですが、それぞれの学科ごとにとても特徴的な授業をしているので、一度ぜひ見学に来て体感してみてください。