野生酵母の分離と性質の探求
コロナ禍のために授業の開始が6月第2週から始まりましたが軌道に乗ったところで1学期も最後となりました。
3年 専門科目「バイオサイエンス」では「野生酵母の分離と性質の探求」というテーマで実験を行なっています。6回目の実験では、走査電子顕微鏡(SEM)による酵母細胞の観察を行いました。班ごとに分かれて異なる果実を酵母分離源として培養しました。1週間後の希釈培養液をYM寒天培地に塗抹し、得られたコロニーから試料を作成しました。電子顕微鏡を1万倍まで拡大し観察しました。鮮明な細胞像はその形状や出芽形態の確認、長径、短径の測定などに役立ちました。初めてのSEM観察でしたが、高倍率、立体的観察の特徴を実感できました。
桃由来の酵母コロニー(試料)
(左:1万倍希釈 右:10万倍希釈)
SEM観察の様子
桃由来の酵母細胞( ×10K )