染色は酵素化学なんです。BS科応用微生物第1実験室だより。
バイオサイエンス科の科目「課題研究」でバイオ生産専攻(山下班)では近年、桑田芳冶先生(前神戸芸術 工科大学特任教授・元園芸高校校長)を迎え、藍染の研究に取り組んでいます。
藍(あい)はバイオサイエンス科の実験圃場で栽培したものを使用し、多くの条件でシルクを染色し、発色の制御に挑戦しています。
藍染といえば、英語で「Japan Blue」といわれるくらい日本の伝統的な青色の染料ですが、酵素反応の条件によっては赤色に発色するとのことで、そのコントロールに挑戦しています。
世界は不思議で満ちていることを実感できる実験室での勉強ですね。桑田先生、熱心なご指導ありがとうございます。