バイオ研究部 3月活動報告
バイオサイエンス科の農業クラブ専門部であるバイオ研究部は、令和6年3月に2つの研究発表会で5人の部員がそれぞれの研究で発表してきました。
3月19日(火)神戸国際会議場を会場に第65回日本植物生理学会高校生生物研究発表会が行われ、2年生の楢原さんがイチゴ苗のバイテク増殖法に関して新しいデータを、同じ2年生の大原さんはクローバーの四つ葉を誘導する研究を、それぞれポスター発表を行いました。
同会では、SSH指定校他、全国の高校から70件の研究発表があり、随分と盛大な発表会でした。二人は、たくさんの大学の先生方や入場の高校生のみなさんに研究を紹介するとともに多くの質問やコメントを頂くことができました。なお全国から集まったユニークな研究の中で上位表彰にはなりませんでしたが、2名とも奨励賞の賞状を頂くことができました。
3月24日(日)には、神戸女学院大学主催の「SDGs探究×研究サイエンスフォーラム」に2年生の森さんと竹中さん、1年生の徳岡さんがそれぞれ、放線菌(土のなかにいる抗生物質をつくる細菌の仲間)の研究、動物の腸内細菌の研究、繊維の分解に関する研究でポスター発表を行いました。
同大学は、明治8年に創立された日本屈指の歴史を誇る女子大学ですが、こちらのバイオサイエンス学科の先生方に研究を聞いていただき、各先生方から質疑を受けて、プレゼンテーションの力について評価を頂くという発表会でした。先生方の審査の結果、森さんが「グッドポスター賞」を頂くことができました。
歴史ある校舎を前に、最近建てられたおしゃれな学校の校舎と比べてるみたいですが「本物だー」「オリジナルだー」と感想を述べる3人でした。やはり学校の外に出るといろいろ刺激がありますねえ。
3月中盤の入試・採点業務の期間、生徒の学校立ち入りが制限され、なかなか実験のできない時期が続きましたが、先週から多くの部員が実験を再開し、実験室に活気が戻ってきたバイオ研究部です。さあ、次はどんな研究・実験が始まるのか、とてもたのしみな新年度を迎えます。