バイオ研究部11月の活動報告
11月23日、勤労感謝の日に例年、大阪の高校生物科の先生の研究会である大阪府生物教育研究会と大阪市立自然史博物館の主催で実施される「大阪府生徒生物研究発表会」に、バイオ研究部2年生の竹中さんと楢原さんが参加しました。それぞれ取り組んできた腸内細菌やイチゴの研究を発表し、表彰状と副賞の図書券をいただきました。
他校のいわゆる文化系クラブである生物部のみなさんからは各校の研究だけでなく活動の報告もありました。その後の交流会では研究活動や生物部活動のアイデアの交換や相互の質問などがワイワイとあり、とても賑やかで楽しい時間を過ごすことができました。生物部のみなさんがいろいろ制約があるなか心から楽しんで生き物の飼育や栽培その他の活動をされているのを感じることができました。農業高校の圃場や実験施設など整った環境の園芸生はもっとがんばらなくっちゃね。
主催の大阪府生物教育研究会と博物館学芸員の先生方、後援の近畿大学関係者のみなさま、参加されていた各校の生物部のみなさん、ありがとうございました。
また11月25日(土)には、京都工芸繊維大学において開催された「2023年 繊維学会秋季研究発表会 高校生セッション」に1年生の徳岡さんが参加し、入学後取り組んできた微生物による繊維の分解についての研究を発表しました。
参加の徳岡さんはバイオ科の1年生であり、はじめたばかりの研究ですが、繊維学会が関西で行われ、専門の先生方に直接聞いていただける貴重な機会として参加させていただきました。
表彰には至りませんでしたが、大学や企業の先生方からは示唆に富む質疑やご助言、コメントをいただくことができました。先生方、ありがとうございました。
いずれの発表会でも、他校は3〜5人程度のグループ研究が主流ですが、近年バイオ研究部では「しっかりと自分の研究に向き合う」という方針で、部員一人一人が自分の研究テーマをもって研究発表まで取り組んでいます。一長一短でしょうが「艱難汝(かんなんなんじ)を玉(たま)にす」ということわざもあります。一人をハンデと思わず、バイオサイエンス科の恵まれた環境を活かして、精一杯の研究をがんばれ、バイオ研究部員!
(新型コロナ対策での活動制限も収束してきたので、バイオ研究部もグループでのボランティア活動を再開予定です。力を合わせてがんばるぞ!)