現在、国内の農業高校や農業関連学科に約7万人の高校生が在籍しており、この農業高校生のほとんどが日本学校農業クラブ（FFJ）という全国組織に所属し、さまざまな活動に取り組んでいます。

その取り組みの一つにFFJ検定の取得があります。この検定は農業高校生として在籍する学科の専門科目の学習水準を示すもので「初級」、「中級」の検定試験は各校で、「上級」は各府県の農業科の先生方の研究会等が委託を受けて実施されています。

このFFJ検定の最高水準が「特級」です。これは各府県の上級位取得者からの申請者を対象に「３年間の農業クラブでの活動実績」と「研究論文」の審査が年に１回、東京の連盟事務局で一括して行われます。FFJのHPでは年に２、３０名しか取得できない難関とのことですが、今年園芸高校のバイオサイエンス科バイオ研究部３年生から５名が挑戦し、４名が認定を受けることができました。

３年間の努力の結晶というものですが、放課後や休日も返上してほんとうによくがんばっていました。おめでとうございます。

さて、まもなく、国公立大学の学校推薦入試が始まります。４名のなかにはすでに製薬会社に就職が内定している人もありますが、大学受験に挑戦する人は、今一度、精一杯の頑張りを期待しています！　がんばれ園芸生！