1年生専門科目「微生物利用」最後の実験がありました
本日、バイオサイエンス科1年生専門基礎科目「微生物利用」(旧微生物基礎)の最後の実験実習がありました。
4月から1年間、生物顕微鏡をフル活用し微生物の観察法や培養法の基礎について多くのことを学習しましたが、最後は「グラム染色法」による枯草菌・納豆菌・大腸菌の識別実験でした。
やたらとステップの多い染色による細菌分類基準ですが、多くのひとが上手に染め分けていました。
授業の始まった4月からしばらくは、自分でピントを合わせることもできず、右往左往することが多かった生物顕微鏡操作ですが、今では、1マイクロメートル(千分の一ミリメートル)に満たない細菌の姿を900倍もの高倍率下で、自力でばちっと捕らえることができるようになりました。「腕が上がる」ことを実感できる専門実習科目です。
2年生ではこの科目の発展分野としてヨーグルト製造の原理など微生物の能力に関する実験を中心とした「バイオサイエンス基礎」(旧応用微生物)がスタートします。