延期となった第3回高校生未来サミットの代替プログラムを開催
8月29日(土)30日(日)に予定していた「第3回高校生未来サミット」は、新型コロナウイルスの感染拡大のため、延期となりました。この日のために生徒たちは準備を進めていたので福島に出向くことができなくて大変残念でした。
ところが、主催者である福島農民連さんが、8月30日(日)については、現地の方々と本校生徒たちとをオンラインによりつなぐという形で開催していただくことになりました。本校生たちは、各家庭からZoomにより参加し、私たち教員は学校からZoomにより参加しました。
また、福島農民連さんは福島県産のお米、味噌、ナシなどを探究創造の授業を選択する生徒全員に事前に送付してくださり、当日は、各家庭でそれらを使用し作った味噌汁と炊いた飯を食べながらの活動となりました。
まさに農業高校らしい食と農に係る活動です。
本校では、バイオサイエンス科の平尾先生が調理してくれ、とてもおいしくいただくことができました。
また、福島県の豊かな農のめぐみに触れ、味わうこともできました。
今回の未来サミットでは、本校生14名と福島県立安達東高等学校の生徒1名が高校生として参加しました。
また、既に探究創造の授業で講義をしていただいた、ひぐらし農園の浅見彰洋宏さん、有機農業研究会の近藤恵さん、農民連食品分析センターの八田純人さん、モーモーガーデンの谷さつきさんが参加してくださいました。
さらに、福島大学の小山良太教授、原田英美准教授、福島県立安達東高等学校の齋藤毅先生にご指導いただき、福島大生の皆さんにはファシリテーターとしてワークショップを運営していただきました。
ワークショップとしましては、4人の講師の方のテーマごとにグループに分かれて、Zoomのブレイクアウトルームを利用し、講義内容についての感想や質問、課題解決に向けての意見交換など、Googleのjamboardを活用し話し合いを進めました。それぞれのルームに入室して感じたことは、大学生たちが暖かくしっかりと高校生をフォローしてくれていたこと、本校生たちが知らない大学生たちを前にし、自分の意見や考えをしっかりと周りに伝えることができていたことです。このことは、4月から探究創造の授業を進めてきた成果でもあります。
11月20日(土)21日(日)には、この未来サミットをあらためて開催していただけると伺っています。せっかくの機会ですので、多くの生徒が参加し、福島での学びをより深めてもらいたいと思います。
最後に、今回のイベントを企画・提供してくださった、福島農民連の佐々木健洋さん、岩渕のぞみさん、NPO法人COCONIの水木千代美さん、岡本智子さん、お米のつねもと常本ひろしさんに心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。