バイオサイエンス科の活動ブログ

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「藍の生葉染め」No.2報告

桑田先生(前神戸芸術工科大学教授)による「藍の生葉染め研究」の続報です。
藍生葉染色に係る当面する課題が設定されました。
課題①セリシン効果(絹生地は高価である故、繭からセリシンを抽出し棉、ポリエステルへの絹加工)
②インジカン分解酵素探索(乾燥藍生葉酵素の失活を他の常緑植物酵素で代替)
③蓼藍の紫染め(pH、時間、温度による染色最適条件の確立)を3チームに分かれその解決に向けて取り組みました。
実習風景
一番成果のあがったチームは②のインジカン分解酵素(β―グルコシダーゼ)を有する代替植物の存在でした。
万にひとつのつもりで取り組みましたが、40サンプルを試したところ、ポトス(観葉植物)にその酵素の働きがみられたのです。
世紀の大発見かも?
代替植物抽出液作成

左上の青いサンプルが藍生葉抽出液による染色(対照)
下段左から三番目がポトス抽出液による染色