BS1年_専門基礎科目「食品微生物」学年末最終実験実習の報告
1、2年生は、まもなく学年末考査が始まる時期を迎えていますが、バイオサイエンス科1年生の専門基礎科目「食品微生物」の最後の実験実習がありましたので報告します。
この科目では1年間をかけて食品に関係する微生物の取り扱いや観察、計測に関わる基礎技術を学びます。バイオサイエンス科では2年生から食品科学コースと生命科学コースにわかれますが、どちらのコースにも大切な発酵食品の製造に関わるイーストやコウジカビ、納豆菌の他、食中毒の防止に関わる環境微生物や大腸菌などを対象に実験実習に取り組んできました。
その締めくくりなるのは細菌の「普通染色とグラム染色」です。特にグラム染色は多くのステップがある染色法で、もっとも小さい生き物である細菌の形態と染色特性によって、これを分類する技術になります。コロニー観察から生物顕微鏡の高倍率での正確な操作法も含めて1年間の集大成ですね。
「塗沫」「風乾」「固定」「脱色」「水洗」などなど多くのステップで細菌の細胞壁を染め分けて観察するこの実習が終わればいよいよ2年生です。
グラム陰性菌とグラム陽性菌の染め分けはうまくいきましたか?
レポート提出、テスト勉強などなど忙しくなりますが、体調に気をつけて乗り越えていきましょう!