知的障がい者自立支援コース
園芸高校には「ともに学び、ともに育つ教育」の推進のために知的障がい者自立支援コースが設置され、2003年度より知的障がいのある生徒がともに学んでいます。知的障がいのある生徒がいきいきと学び、障がいのあるなしにかかわらず、ともに高校生活を送り、交友を深めていくことをめざしています。現在は各学年3人、合計で9人の生徒が自立支援コースで学んでいます。
園芸高校ではこのコースを「アスター」と呼び、自立支援コースの教室を「アスタールーム」と呼んでいます。アスターは花の名前で、その音韻と、花言葉の一つである「心配り」から名付けられました。
自立支援コースの入学者選抜について(令和6年度入学者選抜)
※令和6年度入学者選抜については詳細が決まり次第アップします。
応募資格
- 大阪府内の中学校等を卒業見込みの者
- 療育手帳を所有している者または児童相談所等の公的機関により知的障がいを有すると判定を受けた者
- 自主的な通学が可能である者
選 抜
筆記試験はありません。 調査書・推薦書及び面接(保護者同伴)を選抜の資料とします。 また、自己申告書を面接の参考資料とします。
募集人数
4人
科の所属について
選抜は総合募集ですので、科ごとの募集は行いません。合格者が決定してから、面談により保護者と本人の希望を聞き、適性に応じて所属科を決定します。必ずしも第1希望の科になるとはかぎりません。
自立支援コースの授業について
「ともに学び、ともに育つ教育」の教育方針に従い、基本的にクラスの他の生徒と一緒に授業を受けます。ただし、実習や実験など、危険を伴う授業や、座学でも国語、数学、英語など支援が必要な授業には入り込みの先生または学習サポーターがつくことがあります。また、自立支援コースのみの授業として「生活自立」という授業があります。「生活自立」では丁寧な言葉遣い、ビジネスマナー、きれいに字を書く練習から、洗濯やボタンつけ、電話をかける、手紙を出すなど、日常生活に必要なことを学びます。野菜をつくったり、面接の練習をしたりもしています。
自立支援生徒のカリキュラム
工事中
クラスおよび行事・部活動について
自立支援コースの生徒もクラスの一員として、すべての行事に参加します。また自立支援コースの生徒の中にも、卓球部、バドミントン部、草花部など放課後や休日に他の生徒たちとともに部活動をしている生徒がいます。
考査・成績について
定期考査は原則、原学級で受けます。但し、別問題のものもあります。成績は、各教科で学習目標を設定し、その達成度によって個人内評価を行います。
進 路
ほとんどの生徒が卒業後は就労をめざして、がんばっています。過去5年の卒業生の就労先としては、スーパーマーケットのバックヤード、食品工場(製造)、事務補助、清掃会社、老人介護施設などがあります。職業訓練校や専門学校に進学する生徒もいます。