環境緑化科
あなたが「緑」を守る主役となる
快適な生活環境を創造するための緑化に関する知識と技術を習得するとともに、庭園や公園などの公共緑地の計画、設計、施工や管理などを専門的に学習し、造園や環境に関する分野において活躍できる人材を育成します。
環境緑化科では、造園に関する様々な資格取得に取り組んでいます。
2級、3級造園技能検定、2級造園施工管理技術検定、小型移動式クレーン運転技能講習、玉掛け技能講習、刈払機取扱作業者安全衛生教育、小型車両系建設機械の運転の業務特別教育など、資格取得を行い、それぞれの就職に向かって技術の向上に励んでいます。また、技能五輪への参加をめざします。
環境緑化科のおもな施設・設備
枯山水庭園 | 500㎡の土地に日本海の荒波を模した枯山水庭園で管理作業などを学びます。 |
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サンクンガーデン(沈床花壇) | 1,000㎡の土地に中央に噴水を配置した芝生と、生垣で囲まれた西洋式庭園で学習します。 |
実習庭園 | 1haの池のある実習庭園では造園の技術を実践的に学ぶことができます。 |
圃 場 | 樹木苗圃と1年生の野菜栽培を行っています。 |
温室設備 | 樹木や野菜の苗を栽培管理しています。 |
環境コース
住宅の庭や公園、街路など緑豊かで快適な空間を創造する環境計画などに関する知識・技術の習得を目指すとともに、ビオトープや環境問題について幅広く学習します。
緑化コース
樹木や草花の種類や特性を理解し、緑豊かな環境をつくり出すための栽培や管理・繁殖法など緑化材料に関する知識・技術を習得し、緑のスペシャリストをめざします。
ビオトープ専攻
池田市と連携して猪名川河川敷公園にバタフライガーデンを造っています。また、積水ハウスや能勢電鉄等を連携して、バタフライガーデン用植物を栽培し苗を提供したり、昆虫調査をしたりしています。
技能五輪専攻
技能五輪全国大会(23歳以下の青年技能者の技能レベルを競う。造園、フラワー装飾や機械組立てなど41種目がある。)へ出場し、入賞することが目標です。大会で成果が発揮できるように造園技術を習得し、技術のレベルアップをはかるため毎日練習をします。石組み、敷石、木工、植栽と芝張りなど幅広い課題があります。
樹木調査専攻
樹木調査班では、実習庭園の樹木を対象に樹木調査を行っています。
約100種類、500本以上の樹木が実習庭園には存在します。その樹木を樹木名だけでなく、樹木の規格サイズ(樹高・幹周・枝張り)や生態などについて調べて、庭園マップの作成に取りかかっています。
造園技術芝管理専攻
芝管理班は、サンクガーデンの芝生地(約320㎡)の緑化活動を行っています。具体的には芝の品種の選定から、それぞれに応じて張芝法や播種法で育成を行い、施肥や芝刈りなど管理作業を通してグリーンメンテナンスの基礎基本を学んでいます。
竹垣施工専攻
本校中庭には昭和48年に築庭された500㎡の枯山水庭園があり、これを囲むように竹垣が施されている。本研究では、竹垣の施工を通して実際の手順を理解し、その技法を習得することを目的とします。また、各区画によって竹垣の種類を変えることによって多様な竹垣施工の技法を学びます。