大阪府立園芸高等学校のホームページへようこそ。令和7年4月1日付けで、大阪府立園芸高等学校校長に着任いたしました竹田賢司です。
本校は大正4(1915)年に豊能郡立の農林学校として開校し、その後、大阪府立園芸学校と名称を変え、現在の大阪府立園芸高等学校に至っています。今年度は創立110年目という節目の年を迎える府内屈指の歴史と伝統のある農業高校です。
現在、フラワーファクトリ科、環境緑化科、バイオサイエンス科の3学科を設置しています。農業の基礎・基本の知識を土台として、植物の栽培方法、食の安全、生活環境の緑化、造園、バイオテクノロジーなど多岐にわたり、各科で専門的な知識を学ぶことができます。各学科の内容はホームページの「学科紹介」で詳しく紹介していますので、是非ご覧ください。また、本校では、自立支援コースを設置しています。知的障がいのある生徒が生き生きと学び、「共に学び、共に育つ」という理念に基づき、カリキュラムや授業内容などが工夫されています。
本校は甲子園球場が3個入るほどの広さがあり、大阪府立高校の中では最大の敷地面積を有しています。広大な校地には、様々な実験・実習施設、庭園を有する教材林、圃場などが充実しています。さらに平成24年度から30年度までスーパーサイエンスハイスクールに指定されていましたので、電子顕微鏡や人工気象室など大学並みの学習・研究環境が整っています。近年ではスマートスクール事業により、授業や温室設備などでDXが取り入れられ、先進的な取り組みをしています。
また、地域や企業、大学などの研究機関、行政等の連携を積極的に行っています。それらの連携を通じて、高い専門知識を習得すると同時に課題解決能力を身に付けた人材の育成に取り組んでいます。
現在、SDGsにも示されているように、食の安全や生態系に配慮された商品開発、都市部・郊外エリアでの植栽、生物資源の利用など、国内外を問わず、世界規模で農業分野の関心が高まっています。また、スマート農業の推進で、農業分野でも新たな時代に入っています。そうした中、農業高校として、このような新たな社会の要請に対応するとともに、農業だけでなく各種産業や地域社会の発展に貢献できる人材の育成に向けて、日々教育活動に取り組んでまいります。
今後とも、皆様の温かいご理解とご支援をお願いいたします。
令和7年4月1日
大阪府立園芸高等学校 校長 竹 田 賢 司