フラワーファクトリー科
「花」と「みのり」と「環境」を学ぶ
草花、野菜や果樹の栽培管理、バイオテクノロジーを利用した栽培技術、生産物の流通や草花の利用技術、食の安全や環境について学習します。
それぞれの分野をより深く学習するために草花デザイン、都市園芸の2コース制をとり、これからの食料生産や都市園芸に役立つ人材を育成します。
フラワーファクトリ科のおもな施設・設備
果樹園 | 約20000㎡の土地に15種類の果樹が栽培されており、各果樹の栽培管理を学びます。 |
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圃 場 | 季節の野菜が栽培されています。 |
温室設備 | コチョウランなど鉢物の花や花苗などを管理するための温室設備やビニールハウスがあちこちにあります。 |
バイオ実験室 | コチョウランの無菌播種など無菌的な操作の際にはこの部屋を使います。 |
実習庭園 | 花壇やガーデニングの基礎を実践的に学ぶことができます。 |
草花デザインコース
草花の種まきから出荷までの栽培技術、そしてフラワーアレンジメント・花壇制作をはじめとする装飾技術など、草花に関する知識と技術を学習します。
草花専攻
草花の栽培とその利用について学びます。栽培については、高度な技術を要する菊をメインに観葉植物などの鉢物全般や切り花について学びます。利用については、アレンジメントなどの制作を学びます。
菊花展やアレンジメントコンテストなどに参加し高い評価を得ています。生産物は市場出荷や校内販売をしています。
園芸デザイン専攻
花苗の生産から実際に生産した花苗を使用し様々なスタイルの花壇づくりを通して、魅力的な植物の利用方法を学んでいます。また、地域への花苗販売や近郊施設(公園や介護施設等)の花壇を生徒が主体となりデザインから制作なども行っています。
都市園芸コース
食生活を豊かにする季節の野菜や果樹の栽培管理、流通および利用について実践的な知識・技術を身に付けます。
野菜専攻
種まきから収穫までの栽培と、収穫した野菜の販売について取り組んでいます。一輪車に野菜を乗せて学校周辺へ販売に出るなど、近隣の方々との交流も生まれます。また、学校外の方が参加できる収穫体験も年に数回実施しています。生徒たちが野菜の収穫を手助けします。
果樹専攻
2年生では摘果や剪定などのより専門的な栽培管理から収穫、販売までの一連の過程、接ぎ木などの繁殖技術を実践的に学びます。さらに課題研究ではグループ別にテーマを設定し、研究活動を行います。「微生物農薬を用いた果樹害虫の防除」、「大阪での熱帯果樹栽培」、「果実由来天然酵母によるパン作り」、「ジベレリンによるブドウの無核化」など広範囲なテーマを扱っています。