校長室より

校長室より

フィリピンスタディツアー視察報告

 

12月7日(土)~12月12日(木)の日程でフィリピンルソン島北部のアブラ州、南イロコス州への視察を行いました。(バス1泊・現地3泊・マニラ市内1泊)

生徒たちに、農業による国際交流・貢献の現場を体験させることにより、異文化理解や国際的な視野を育ませたいと考え、来年度、豊中高校能勢分校と共催でフィリピンスタディツアーを計画しています。

今回、フィリピンに実際に赴くことで、プログラムの内容の可能性をさぐり、決定していくこととし、校長の私と能勢高校内田教頭先生に加え、オイスカ関西研修センター所長の清水さんに同行していただきました。

ところで、オイスカという国際NGOをご存じですか? 東南アジアではとても有名な国際支援組織です。
フィリピンルソン島北部のアブラ州(ロドーレス町)には、清水さんの尽力によりアブラ農林業研修センターが開設され、フィリピン国やアブラ州との連携関係のもと、現地若者の日本へ派遣を通じた人材育成や地域の農業等の振興の拠点となっています。
このアブラ農林業研修センターには、毎年オイスカ高校(静岡県)の生徒30名以上が海外研修として訪れており、近隣の学校等との交流プログラムを構築しています。

それでは、視察について少し紹介させていただきます。
アブラ農林業研修センターはマニラ市から約430km の距離にある、まさに田舎の町です。その分、人々は穏やかで暖かさを感じます。
地元のマーケットを見学するなど、フィリピンの食文化や伝統文化に触れることができました。
特に現地の高校(小中高一貫校 Holy Cross School)と大学(ASIST Abra State Institute Of Sciense And Technology)を訪問し、校長や学長等と面会し、英語の授業への参加をはじめ、高校生や大学生との具体的な交流内容やホームステイなどについて話し合うことができました。
また、ボランティア活動として南イロコス州ガブガオ市のマングローブの植林地などを実際に見学したり、世界遺産の街並みを誇るビガンを見学することもできました。現地での3日間はとても有意義でした。
現時点では、来年7月末から10日間の日程で、このフィリピンスタディツアーを実施したいと考えています。
できるだけ早く、日程、プログラム内容、費用を決定していき、募集をかけますので、多くの生徒の参加を期待しています。

 

オイスカ アブラ農林業研修センター ゲストハウス

 

オイスカ研修生の若者たち

アブラ州都のバンゲッドのパブリックマーケット

アブラ州都バンゲッドのビクトリアパーク
Holy Cross School 訪問
ASIST大学 訪問
ガブガオ市長訪問
オイスカにより植林されたマングローブ林
世界遺産ビガン