校長室より

校長室より

GAPに関する研修会に参加しました。

8月16日(木) 農芸高校多目的室において、文部科学省SPH(スーパープロフェッショナルハイスクール)の研究事業の一環としてGAPに関する教員向けの研修会が実施され、参加しました。
今回の研修会のテーマは、「知財教育×GAP学習×評価のありかた」。
講師は、もともと長崎県の農業高校に勤務され、現在は山口大学 大学研究推進機構知的財産センター 特命准教授の陣内秀樹先生です。
研修のおもな内容としては
1農業学習においては、課題発見(気づく)するためには日頃の「観察」が大切であり、知的財産教育を通じて、解決に向けた発想やヒントが培われていくこと。
2GAP学習は、食品の安心安全の確保、環境保全、労働安全の確保などを含めた農場経営を進めていくために必須であること。国際水準の規格として「GFSI」などGAP認証の経緯についての説明とGAP学習で育てたい資質と能力(整理整頓5S、法令遵守コンプライアンス、記録の習慣、文書化の習慣、PDCA思考、グローバルな視点、英語力)について。
3学習評価の観点については、「学校のめざす人物像」「身に付けるべき資質や力」などを踏まえることが大切であり、評価手法として短期的評価(即時性)、中期的評価(到達度)、長期的評価(担保力)を活用しつつ、身に付けるべき力とそれらを活用していくイメージを想定していく必要があること。
などについて、丁寧に説明していただきました。

今後、本校では、知財教育やGAP学習を積極的に導入していきたいと考えており、とても参考になりました。
また、研修後は、情報交換会が催され、農業教育への熱い思いを交換し合いました。