校長室より

校長室より

令和4年3月31日をもち退職いたしました。

令和4年3月31日をもち、40年間の教員生活を閉じました。
今はありませんが横山高校園芸科(和泉市、農芸高校に機能統合)で農業科の教員としてスタートし、本校には、平成3年4月フラワーファクトリ科に着任しました。
当時のフラワーファクトリ科は、園芸科から学科改編された翌年で、3クラス規模の大所帯であり農場の規模に見合ったカリキュラムが組まれていました。
私は、草花を任せられ、新温室フラワースタディハウスでのコチョウランの栽培や組織培養による繁殖、菊については、国華園や大阪城、池田市などの菊花展への出展を目標に大菊三本仕立て、福助作り、懸崖菊などを手掛け、さらには枚方パークと連携し菊人形の制作にも関わらせていただきました。
本校では、生徒たちとともに汗を流し、楽しく実習が行えたことが最も大きな財産となりました。
その後、6年間の大阪府教育委員会の勤務を経て、能勢高校で教頭2年・校長6年、農芸高校で2年校長を勤めた後定年退職し、古巣の園芸高校に戻り、再任用校長として4年間勤めさせていただきました。
この4年間、自分を育ててくれた園芸高校や農業教育への恩返しという気持ちを忘れることがないよう、心がけてきました。
最後の2年間は、新型コロナウイルスの感染拡大にともない、臨時休校や修学旅行・創立記念祭などの学校行事の中止や縮小など、その対応に奔走し、肝心な教育活動の魅力化や発信に最大限の力を注ぐことができなかったことに悔いが残っています。
しかしながら、生徒、保護者の皆さんには、新型コロナウイルスに係り、これまででは考えられないような対応に対し、十分理解し、気持ちよく協力していただけたことは大きな救いでした。この場をお借りし心から感謝申し上げたいと思います。
さて、すでに昨年度まで教頭を勤めていただいた神絵里香先生に校長職をバトンタッチしました。
バイタリティーあふれる先生ですので、本校の魅力化に邁進していただけると確信しております。
それでは、今後ますますの園芸高校の発展と生徒・保護者・卒業生の皆さん、教職員の皆さんのご多幸を祈念し最後のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。