校長室より

校長室より

令和3年度 第74回卒業式を挙行しました。

3月1日(火)大阪府立園芸高等学校 令和年度 第七十四回卒業証書授与式を挙行することができました。フラワーファクトリ科の生徒たちにより装飾された美しい花々が卒業生たちを温かく祝福してくれました。
今年の卒業式も、新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、来賓の臨席をとりやめ、保護者の臨席も各家庭1名までと制限しました。
そのため、式の映像をYouTubeで同時配信しました。
 
178名の卒業生には、校長の私からつぎのような「はなむけの言葉」を贈りました。(以下抜粋)

皆さんは、新型コロナウイルス感染症と向き合い、私たちからの指導に対し誠実に応えてくれました。
おかげで、本校からの感染者を最小限にとどめることができました。あらためて感謝の気持ちを伝えたいと思います。
一方、北海道への農業体験を目的とした修学旅行が中止になり、2年連続で創立記念祭が開催できなくなるなど、高校時代の思い出のページが埋まらず空白となっていることでしょう。
大変酷ではありますが、コロナ禍という現実から逃避するわけにはいきません。
むしろウイズコロナという言葉にもあるよう、コロナとともに生きていくことのできる社会への対応が余儀なくされています。
今後、ウイズコロナを契機にロボットや人工知能などの導入が進み、産業構造だけでなく、社会のシステムや働き方が大きく変わる可能性があります。
そのような新しい社会を生き抜き、活躍するためには、どのようにしていけばよいのでしょうか。
それは身につけた知識や技能を活用し、自らが価値を創造していくことです。
皆さんは、本校で、課題研究や農業クラブでのプロジェクト活動を通じ、問題の解決や探究活動に主体的、創造的に取り組む態度を身に付けてきました。
そして、自ら考える能力や自由に発想する能力を伸ばし、新たな農業技術や学校独自のオリジナルブランドの開発など、知的財産の創造につなげていくための経験を積んできています。
あとは、自分自身の努力次第です。
将来は、農業や食品、環境緑化などの分野にとどまらず、地域や持続可能な社会の発展を担う職業人として活躍してくれることを大いに期待します。
卒業生の皆さん、園芸高校の卒業生として、自信と誇りを持って、大きく前に踏み出してください。

 

 

式場正面から
生徒たちの様子
卒業証書授与
学校長式辞
PTA会長 はなむけの言葉
はなむけの花束贈呈
式場内のテーブル装飾

    式場(体育館)入り口の装飾
玄関前ロビーの装飾
教員が胸につけたコサージュ