学校生活

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創立記念祭生徒研究発表会&表彰式レポート

11月12日(日)、新型コロナ禍を超えて園芸高校創立記念祭は、たくさんの来場者を迎えて完全復活しました。ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。また、経験が薄れつつある中、生産物の収穫・調整や加工食品の製造ほか、各種出展の準備に奮闘した園芸生諸君と先生方、お疲れ様でした。大変立派な創立記念祭でしたね。

創立記念祭の一端で、SSH時代の平成24年からコロナ禍の規模縮小期間を通じ継続して開催されてきた園芸高等学校生徒研究発表会がポスター発表形式で本館会議室において開催され、30件の研究発表が行われました。

今年は、一般入場の方のポスター投票に加え、昨年から引き続き次の関連学部設置の大学にご支援を頂き、派遣いただいた専門分野の先生方に各発表を審査いただきました。

17日(金)の放課後には視聴覚教室で表彰式が行われました。1年生は学級閉鎖もあって参加できない人も多かったのですが、大学の先生方のご評価や入場者の投票結果に基づく表彰状が神校長先生から授与されました。

本年の生徒研究発表会にご支援にただいた大学と審査に当たっていただいた先生方は次の通りです。

神戸女学院大学 人間科学部環境・バイオサイエンス学科 教授 高岡素子先生
甲子園大学 栄養学部食創造学科 准教授 松岡大介先生
京都先端科学大学 バイオ環境学部食農学科 教授 船附秀行先生
大手前大学 健康栄養学部 教授 白石 斉聖先生

お多用の中、ご来校いただき心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

先生方には、「金賞」「銀賞」「銅賞」のご評価のほか、1、2年生の発表の中から将来期待できる生徒研究として「特別奨励賞」を選考いただきました。

先生方から特別奨励賞を受賞した研究発表は次の通りです。

バイオ研究部 2年 森 小桜 高抗菌性放線菌の分離と病害防除自然農薬評価試験
バイオ研究部 2年 楢原妃莉 カルス経由のイチゴの大量増殖技術開発とDNA塩基配列シグナルによる突然変異発生リスク評価
バイオ研究部 2年 竹中紗也香 様々な動物の腸内細菌によるセルロース資源の糖化
農産加工部 2年 村井隆浩、藤野昭、原田歩睦 ビール粕のクッキー開発
微生物部 1年 山根優大 中田 大 園芸産果実から分離した天然酵母の性質について
バイオ研究部 2年 足立希羽 分子量の異なる糖がササユリ小球の成長に及ぼす影響
農産加工専攻 2年 岩井優貴、岡本翔空、金子司、大澤尚樹 地域資源を利用した商品開発

先生方からは、研究内容から質疑応答の態度まで非常に高いご評価をコメントで頂きました。件数の制限もあり、選に漏れた研究もとても期待できるとのことでした。

さあ、つぎは校外での研究発表会にチャレンジだぞ! 切磋琢磨の中、一層の力をつけて飛び立て園芸生!

 

追記:最優秀を含め金賞について、多くは進学予定、就職予定の3年生が占めていました。卒業後の活躍ももちろん期待されますが、卒業式のその日まで、園芸高校を全力で頑張れ!