SSH科学部きのこ班の活動報告
SSH科学部きのこ班(通称きのこ部)は神奈川県にある生命の星・地球博物館へ行ってきました。
今回、初めての宿泊ありの合宿です。
新幹線での移動中窓から富士山が。
しかし、生徒のほとんどが熟睡でした。集合時間が早かったからしかたないですね。
さすが新幹線。あっという間に小田原に到着し、今回お世話になる生命の星・地球博物館へ移動しました。
周りを森に囲まれたきれいな建物です。
到着後、学芸員の折原さんに菌類についての基本的なお話をしていただき、さっそく博物館周辺の森へ採集に出かけました。
今回のターゲットは折原さんの研究対象である「地下生菌」。地下生菌を探しつつ、その他のきのこも採集し、折原さんがその場で解説してくれました。
地下生菌は落ち葉や腐葉土の下にあり、なかなか見つからない日もありますが、本校のきのこ部員も数人が地下生菌を採集しました。ちなみに彼はジャガイモタケというきのこを採集しました。
採集したきのこは博物館へ帰還後、折原さんが同定、解説し、前日に千葉県で採集した地下生菌も見せていただきました。特殊なにおいを発するものから、トリュフまでこれほど様々な地下生菌の生標本を拝める機会はそうそうありません。
さらにFTAカードという簡易キットを使って地下生菌のDNA抽出も行いました。
なかなか細かい作業でしたが、普段できない貴重な体験ができました。
今回DNA抽出したサンプルが論文などに使われることもあるかもしれません。
全ての予定が終わるころには、すでに空腹。
せっかく関東に来たのでもんじゃ焼きをいただきました。
全員が初のもんじゃ体験で、店員さんに焼き方を教わりながらおいしくいただきました。