ビオニュース~お菊虫が産卵しました~
環境緑化科ビオトープ部ニュース
ジャコウアゲハは本州から沖縄まで広く分布する黒色のアゲハチョウですが、
近年は食草(幼虫が食べる葉っぱ)が減ってきたこともあり珍しい蝶です。
ジャコウアゲハの蛹(さなぎ)は昔話の怪談「皿屋敷」に出てくるお菊さんの姿に似ていることから、「お菊虫」と呼ばれています。
古くから日本人の生活と深くかかわりを持っている昆虫です。
園芸高校では、池田市の蝶を守るためにバタフライガーデンを作成し、様々な植物を栽培しております。
ウマノスズクサはジャコウアゲハが産卵、幼虫はその葉を食べる植物です。(このような植物を食草といいます。)
ジャコウアゲハの産卵の様子です。ご覧ください。
ジャコウアゲハの卵です。オレンジ色でとてもきれいです。
孵化(卵から幼虫が孵ること)は約2週間後と言われています。楽しみです。
園芸高校にお越しの際は、蝶の観察をしてみてください。(4月から10月が適期)