秋の鳴く虫観察展~エンマコオロギ~
夏の暑さも和らぎ過ごしやすい季節がやってきました
日が暮れると美しい音色を奏でる昆虫たち
ビオトープ部ではこの昆虫たちをより知ってもらうべく秋の鳴く虫観察点をはじめました
第一弾は「エンマコオロギ」です
体長は30mmを超え日本最大のコオロギで、食性は雑食で植物のほかに昆虫の死骸などの食べます
ビオトープ部では餌としてタンパク質・ミネラルが豊富な乾燥にぼしを与えています
メスには長い産卵管があり、前翅の翅脈は単純に前後に直線的に伸びますが、オスは産卵管がなく、前翅に発音器や共鳴室を備えます
オス成虫は前翅を立ててこすり合わせ、「コロコロリー…」とも「キリリリー…」、「ヒヒヒヒヨヒヨヒヨ…」とも聞こえる鳴き声を出します
通常の鳴き声は長く伸ばすが、オス同士が遭遇し争う際は鳴き声が速く、短く切る「キリリリッ」という声になそうです
また、夏の暑い時期には夜しか鳴かないが、秋が深まり気温が下がると昼に鳴くようになります
コロコロリ… この鳴き声が聞こえたら、耳を傾け秋を感じてみましょう