高校生小論文コンクールで優良賞を受賞しました。
公益財団法人生涯学習振興財団主催、読売新聞社共催、帝京大学特別協賛の第24回高校生小論文コンクールのグループ部門でビオトープ部が優良賞を受賞しました。
テーマは『大型重機を用いた猪名川運動公園低水敷の整地作業による生態系の破壊と自然再生に関する研究』です。
国土交通省によって猪名川の低水敷に生えている木本植物や草本植物がすべて抜き取られましたが、この後どのような植生が復活するかを調査した研究です。
植生が破壊されたあと、オオブタクサが繁茂しましたが、時間の経過とともに多年生植物が侵入するようになりました。特にヨシがオオブタクサに代わって優占するようになりました。写真参照)。
また、埋土種子を調べるため、猪名川の土を採取し、鉢上げし、温室内に置いてどのような植物が生えてくるかを調べました。そして、植生調査では確認できなかった植物も見られました。
今でも継続調査していますが、スズメウリやハイアオイなども確認きました。
植物の同定作業は難しく、植物図鑑やネット検索を行いましたが、わからないことが多く、ビオトープ部の顧問の先生に同定していただきました。この場をお借りして感謝の意を表します。