環境緑化科の活動ブログ

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全国学芸サイエンスコンクールで銀賞を受賞しました

趣味の園芸でも『生き物パラダイス』というコーナーが設けられ、バタフライガーデンが紹介されるようになりました。しかし、バタフライガーデンを造るには、蝶の幼虫が食べる植物である食餌植物を植栽する必要があります。

食餌植物の中にはサンショウ、パセリ等の園芸店で販売されているものもありますが、ほとんどが野生種であり、専門業者から購入する必要があります。

ネットで検索すると、ウマノスズクサ1000円、カラムシ800円、ススキ600円、ヨモギ500円、アラカシ1000円等で販売されています。ほとんどの種類は1000円で販売されています。もし、100株植栽すると仮定すると、10万円もかかってしまいます。バタフライガーデンがなかなか普及しない原因の1つがここにあります。

一方、農業高校の持つ栽培技術を利用すれば、100分の1程度の費用で苗を作ることが可能です。ただ、野生植物のため、発芽しないものや発芽率が低いものもあります。

それでも私達が作った食餌植物や蝶の成虫が蜜を吸う植物である吸蜜植物を用いて梅田スカイビル花と蝶の庭をはじめとして様々な場所にバタフライガーデンを造っています。

この取り組みを全国学芸サイエンスコンクールに応募し、銀賞を受賞することができました。

ただ、私達の未熟な」栽培技術では思うように苗が作れないため、顧問の先生の助言や指導を受けて、多くの苗を造れるようになりました。この場をお借りして感謝の意を表します。

ウマノスズクサを食べるジャコウアゲハの幼虫