フラワーファクトリ科の活動ブログ

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果樹 粗皮削り

冬の時期は果樹も生育が止まり、管理作業がないように思われがちですが、冬にしかできない作業もあります。
その1つが粗皮削りです。

冬になると病害虫も活動が鈍くなり、寒さをしのぐために果樹の皮の中に逃げ込んだり、卵を生んだりします。この病害虫の住みかとなる最外層の古い皮を粗皮といいます。この粗皮を病害虫ごと削り取ることで、来年度の病害虫の発生を抑制します。
一見何も住んでいるようには見えないですが、微小な虫の卵やダニなどがいるはずです。
春になると粗皮から害虫が出て行ってしまうので、今の時期にしかできない大事な作業なのです。