フラワーファクトリ科の活動ブログ

フラワーファクトリ科の活動ブログ

箕面で実生ユズの収穫

園芸高校のある池田市と隣接する箕面市。
そこでは現在、ユズの季節です。
箕面市止々呂美地区では貴重な実生ユズが群生しています。

実生とは種から育った樹。果実が実るまで時間がかかりますが、現在の主流である接ぎ木のものとは果実の味や香り、樹の寿命がずいぶんと違います。
かねてよりユズを活用したアロマや化粧品などを開発、販売してきた岡山さんらおよびユズ園の管理者の方々の協力のもとユズの収穫を行いました。
まずは岡山さんに実生ユズのの歴史や価値、有用性などの説明をしていただきました。

高齢化もあり、ユズの収穫作業がこの地区の問題となっているようで、実際なかなかの重労働。


非常に長いハシゴをかけたり、棒でゆすったりして収穫していきます。
園芸高校で普段実習している果樹と違い樹高も高く、なかなか作業も進まない。

朝から15時前まで収穫し約350kgを収穫しました。
通常のユズの果汁は苦味が強く、飲めないとのことですが、このユズはそのまま飲んでもイケます。
止々呂美にはまだまだ管理の行き届いていないユズの樹があるらしく、園芸高校も地域資源の活用に少しでも力になれたらと思います。
また、今回収穫したユズを用いた商品開発など6次産業化も夢見ています。