バイオサイエンス科
「バイオサイエンス科」ってどんな学科?
「バイオ」と「食」について考える
バイオテクノロジーは、人類や地球の未来に無限の可能性を秘めています。
バイオサイエンス科ではバイオテクノロジーや食品の栄養・分析・加工などについて基礎から最先端の知識や技術を学びます。製薬会社や食品関連の企業への就職及び大学への進学を目標にサポートもおこなっています。
バイオサイエンス科のおもな施設・設備
- 食品化学実験室1~5
- 応用微生物第1実験室
- 電子顕微鏡室
- 応用微生物第2実験室
- バイオ実験室
- DNA解析実習室
- 製菓製パン実習室
- ジャム・みそ詰め作業室
- みそ熟成室
- 加熱室
- バイオサイエンス科専用実験農場
食品科学コース
パン・ケーキ・ジャム・味噌等の加工食品の製造技術や、プラズマ発光・高速液体クロマトグラフィー等の最新装置を活用した栄養分析など、食品について総合的に深く学習します。
食品製造専攻
食品の製造についての知識と技術の習得を中心に、パンコンテストへの参加や企業と連携した商品やレシピの開発、和洋菓子の創作などに取り組んでいます。卒業研究では、食品製造全般に関する応用技術や材料の検討や基礎的な実験を中心に2年間かけて取組みます。
農産加工専攻
ほ場(畑)での作物栽培など原材料の生産から加工まで広い範囲で専門的な学習にとりくんでいます。近年は、そばやうどんなどの麺類、漬物の加工について積極的に取り組んでいます。卒業研究では、なにわの伝統野菜についての加工法やサトウキビの栽培から製糖法、そばの麺打ち技術について取組んでいます。
食品栄養専攻
食品の栄養成分の分析を中心に、食品科学全般に関する専門的な学習に取組んでいます。1年生の専門部では、食品中のビタミンCの分析を通じ、基本的な分析技術の習得を図ります。また卒業研究では、味噌の成分分析やアレルギー対策マヨネーズの開発や甘酒他、食品以外にも保湿剤・石けんについての研究にも取組んでいます。
生命科学コース
バイオテクノロジーに関する知識や技術を、走査型電子顕微鏡を中心にした多領域顕微鏡観察システムやDNAシーケンシステム実習装置、無菌培養関連機器など最先端の設備を活用して生物資源の利用や食料問題・環境問題の解決に向けて深く学習します。
バイオ専攻
植物や微生物のバイオテクノロジー技術を中心に専門的な学習に取組んでいます。近年は、多肉植物やシダ植物の培養法の開発や野生ユリの新たな増殖法についての研究に取組んでいます。またDNA分析技術の習得にも力を入れており、動物や微生物などを様々な材料を対象に調査をおこなっています。
微生物専攻
酵母、乳酸菌や酢酸菌、放線菌、カビ、キノコなどの有用な微生物について、分離・培養技術、微生物酵素活性測定を中心に利用法の開発を含め専門的な学習に取組んでいます。また電子顕微鏡観察についても積極的に取り組みます。卒業研究では、天然酵母の食品・化粧財利用、乳酸菌のプロバイオティックス性に関する研究、マンネンンタケの木質分解・抗酸化活性測定などをすすめています。