第4回探究創造を実施しました。
6月5日(土)LAN教室の従来パソコンに加え、購入したクロームブックパソコンを使用し、第4回となる探究創造を実施しました。
今回と次回6月19日(土)については、「農業分野の知的財産~GAPによる標準化と知財によるブランディング~」をテーマに山口大学 知的財産センター 准教授の陳内秀樹先生を迎え、Zoomを利用したオンラインによる講義をお願いしています。
なお、GAPとは、Good Agricultural Practics (農業生産工程管理)の略号です。
つまり、農業において、食品安全、環境安全、労働安全等の持続可能性を確保するための生産工程管理の取組みのことで、東京オリンピック・パラリンピックで選手や関係者に提供される食材すべては、GLOBAL GAPの認証を受けたものに限られます。すでにGAPは国際的なスタンダードとなっています。
当然、全国の多くの農業高校では、GAPの導入や認証が進んでおり、遅れをとっている本校では、今後GAPに関する教育を積極的に取り入れていく必要があります。
さて、第3回高校生未来サミットに向けては、福島県の農民連食品分析センター所長の八田純人さんから、Zoomを利用し、「え?からはじめたい食の未来を考えること」をテーマに授業を行っていただきました。
さきの陳内先生によるGAPの講義ともつながりのある内容となりました。
八田さんからは、普段食べている食品の中には安全性に対する懸念があるものが多く、消費者としてどのような食品を選択するのか判断する必要があることを学びました。
また、当たり前のものとして食べているが食品が動植物の命と引き換えにして得られていることや、遺伝子組み換えによる生物から得られた食品などへの関心を持つ大切さなどをあらためて知ることができました。
生徒たちは、グループワークの中で、Googleのjamboardを活用し、八田さんの講義への質問や感想を取りまとめ発表しました。
jamboardも成功と言えます。