令和3年度人権講演会を行いました。
11月26日(金) 池田市立文化会館(アゼリアホール)において、令和3年度人権講演会を行いました。
コロナ禍ではありましたが、検温、会場内の換気、空間の確保、マスクの着用と無言での参加など、感染防止の対策をとることにより実施を決定しました。
今年は、「命の大切さを考える」ことをテーマに、一井彩子様さんに講演していただきました。
一井さんは、平成7年8月、当時15歳の息子さんを少年グループからの集団暴行により亡くされました。
その後「少年犯罪被害当事者の会」のメンバーとして、全国の中学校、高校、さらには少年刑務所などで「いのちの大切さを学ぶ教室」などを通じ講演活動を行われています。
講演の内容は、自身の子どもが少年犯罪の被害により亡くなった当時のことを中心に、事件の悲惨さや加害者の身勝手で短絡的な行動について話していただきました。
生徒たちには、「犯罪の被害者になることはあるが、他の人には思いやりを持って接することにより加害者になることはないこと、困ったときや辛いときは誰かに助けをもとめ、命を落とすことのないよう過ごして欲しい。」とメッセージをいただきました。
約1時間の講演でしたが、生徒たちは集中力を切らすことなく熱心に聞くことができていました。
最後に、生徒代表からお礼の言葉を述べるとともに、本校で育てた花による花束をお渡ししました。