オーストラリア研修3日目
オーストラリア研修3日目です。
昨日はホームステイ先の家族と夕飯を共にし、各々が用意してきた日本らしいお土産も好評で、使い方を教えながらその家の子供たちと仲良く過ごして親睦を深めることができたそうです。飛行機での長旅の疲れは取れましたが、必然的に英語を使用する環境に置かれ、言いたいことを言えないもどかしさに襲われていました。
今日は朝から昼まではロッキャー高校を巡り、授業風景やオーストラリアならではの文化に触れました。自分たちと同じ年ごろの学生が通常の座学だけでなく様々な実習をしている様子を羨ましく眺めていました。
また市内も少し散策し、墓地の横を通ったり、水鳥のための池や、ロッキャーは輸送業に支えられている都市のため、トラック運転手の記念碑等を巡りました。非常に暑い中での散策で、なるべく日陰を通りながら、水分補給もこまめにしながらでしたが、高校に戻った時はみな一様に疲労困憊の様子でした。
お昼ご飯は高校内の広場で食べました。ホームステイ先の方々の想いがいっぱい詰まったお弁当で、お腹一杯になっていました。
お昼ご飯も食べ、午後からは他の学生と一緒に高校内を巡り、土を使用せず水耕栽培をしている設備やわらの代わりにシュレッダーゴミを再利用している鶏舎の見学等を行いました。水耕栽培では発砲スチロールに植え付けが行われており、根がそこから生えている様子に皆感動していました。また、普段触ることのできない鶏を抱き、そのおとなしさにもびっくりしていました。夢中になって鶏舎の中に入って写真を撮っている生徒もおり、有意義な時間でした。
その後、畑での実習ではロッキャーの高校生とともに畑を耕し、種まきを行いました。園芸高校での厳しい実習を乗り越えた成果か、非常に手際よく、また丁寧な鍬使いにロッキャー高校の先生方も驚いていました。生徒たちも国が違ってもやることは同じなんだなぁとしみじみしておりました。
ロッキャー高校では毎年、日本からの生徒を受け入れた際に植樹を行っているそうです。昨年植えたライムの木も少し大きくなっており、今年はマカダミアナッツの木とマンゴーの木を植えました。また何年後かにオーストラリアに戻ってきた際に成長した木を懐かしく見てほしいとのことでした。残念ながら、午前の散策と畑仕事で1名が熱中症になり、写真に写っていません。
その後、牛舎から牛を出してもらい、触ったり餌やりも行い、授業が終了しました。
休憩後、このオーストラリア研修で生徒らが最も力を入れてきた研究発表プレゼンテーションが行われました。始まる前から緊張しながらも発音や原稿の再チェックに余念がありませんでした。引率教員もその指導を行っていたのでドキドキしながら見守っていましたが、どの生徒もよく通る声で自身の研究内容を伝えることができていました。現地の高校生からの質問にも、若干戸惑いながらも答えることができており、成長を感じました。生徒たちも達成感に満ちた顔になっていました。
プレゼンテーション終了後、再びホームステイ先に戻りましたが、生徒は皆、「昨日より仲良くなろう!」「もっと英語で会話しよう!」との熱い意気込みで帰っていました。
明日はクイーンズランド大学主催の農場見学を一日かけて行う予定です。