学校生活

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園芸高校の一般入学者選抜に関する説明教員派遣についての事業報告

12月22日、標記事業の本年度第一号として豊能地区進路保障協議会事務局長米村先生からのご要請で、先生勤務の豊中市立第一中学校にお伺いし、園芸高校の一般入試への変更による変化や今年の園芸高校からの進路状況についてご説明しました。この時は時間不足となり12月26日には米村先生に園芸高校にご来校いただき、ご質問にご回答いたしました。両日とも特定生徒を念頭とした説明・相談ではありませんでしたので、内容を公開します。ご説明した主な内容は次の通りです。

【平成28年度入学生と本年度受験について】・ 昨年の入試区分移行によって本校各科の学習内容等を十分にふまえて受験し入学した生徒が増加したようであること。・ 受験者の学力範囲は、移行後も特に大きくは変動していないようであること。また国数英のA問題選択については、受験準備の水準に関わらず進学準備の勉強を始める動機付けおよび最後まで継続する受験姿勢の実現を図るねらいを園芸高校はもっていること。・ 学科的には環境緑化科入学生徒の学習姿勢は特に高く、専門教科の授業形態・学習内容についてもこの状況に対応して修正され専門性の水準向上が図られていること。

【本年度選抜の傾向予想および計画】・ 園芸高校の平成29年度の志願者は、豊中市等一部地域の減少を予想しており全体的には横ばいもしくは減少する可能性があると考えていること。・ 園芸高校は、実習等も多くアルバイトを原則禁止とし、保護者にも協力要請している。しかし経済的に不利な環境にある生徒の進路実現のためにも国の教育研究事業にも積極的に取り組み、その実績を挙げ、来年度以降もこれを継続するための準備をすすめていること。

【園芸高校卒業後の進路について】・ 園芸高校は、近隣校や府下農業高校とくらべても特に就職実績が高く、関連・非関連の多くの企業から求人校として期待が高いこと。また、この期待に応えるためにも地域の就職希望者の園芸高校入学を歓迎していること。・ 園芸高校は、進路開拓のために運動部や専門部など部活を念頭に進学してくる生徒に期待し、進路実現のためにも部活参加を積極的に奨励していること。・ 園芸高校は、今年の企業採用試験で製薬会社専門職の指定校求人が数十年ぶりに復活したこと。また、これに応募し、採用内定をいただいた生徒(豊中一中卒業生)があること。・ 園芸高校は、進学先について幅広く対応しているが、専門学校への進学については卒業後非正規雇用の多い領域(タレント養成校/愛玩動物学校等)への進学を憂慮しており、希望する生徒と保護者には十分な検討を勧めていること。・ 園芸高校は、今年の大学入試で、普通科の受験生とも争う一般公募推薦入試で国立大へ合格(池田市立渋谷中卒業生)を果たしていること。(園芸高校史上初です)

【ご質問とその回答等の概要】米村先生からご質問いただいた園芸高校の生徒の府下通学範囲、兵庫県からの例年のおおよその受験者数などについてご回答いたしました。またアドミッションポリシーの取り扱いについて園芸高校で検討している今後の方向性も情報の交換をおこないました。

 今回、この地域唯一の実業高校としての園芸高校の使命についてご説明させていただく機会とし、米村先生からは広報業務について多くのアドバイスやご意見をいただくことができました。また、中学校で進路指導に当たられる先生方の真摯な思いについてもお話を頂戴しました。

 米村先生にはご多忙のなか、長い時間をお割きいただくとともに、貴重なご意見を数多く頂戴いたしましたことに心よりお礼申し上げます。高校広報業務担当として中学校の先生方の業務ご多忙ぶりを目の当たりとしており、先生方には頭の下がる思いでおります。中学校の先生方のご健康とご多幸を祈念しております。

<<園芸高校広報担当>>