今日の2年生専門科目「緑化材料」の実習報告
2月だというのに穏やかな日和となった本日、2年生の専門科目「緑化材料」の実習で樹木の移植に関する実習が行われていました。
下の写真は、トンネル向こうの苗圃(びょうぼ/植木苗を育てる圃場)から植木苗を移植するための穴を実習庭園に掘っているところです。移植のため丁寧に「根巻き」されたニシキギは1年前から「根回し」され準備されてきたものです。樹木を取り扱う技術の奥深さを感じる時間の流れですね。
下の写真は、実習庭園周囲の生け垣の補植の準備をしているところです。
樹木は、冬場の生育が止まった状態が植え替えの適期になります。春を迎え、新天地で新しい根や枝を伸ばして、定着し新しい緑を蓄えていきます。
冬という季節は、一見生命には厳しい季節です。しかし樹木を取り扱う技術は、生命が新しい世界を切り開くチャンスをもたらす「冬」であることを教えてくれます。